木の香りの無農薬駆除剤で安全、安心施工
床下から住環境を考える

床下から住環境を考える

床下から住環境を考える

せっかく買った一戸建ての家の床の下に白アリやカビなどがついて、寿命が縮むとしたら・・・。そんな不安を解消しようと、鈴木康夫社長は、湿気の多い住宅 の床下に風を送り込み、結露などを防いでダニやカビ、白アリの発生を抑えるかくはん送風システム「ファイブファン」を生み出した。
95年7月に発売以来ア ルトピアの主力商品となり今や売り上げ全体の約75%を占める。

鈴木社長は大学卒業以後、車両部品輸送会社に就職。
1963年住宅建材を扱う子会社に出向してアルミサッシの営業マンになったのが、住宅とかかわりを持つきっかけだったという。

85年に退職し住環境の向上を追求したいと考え、アルトピアを設立した。
現在の住宅の土台は関東大震災に耐震設計が唱えられたことから、コンクリートやブロックによって低めに作られている。土台には通風口があるものの、昔の 住宅のように床下が高くないため、床下すべてに風が行き渡るのは難しい。
そこで93年、通風口に取り付けて強制排気する床下換気扇「キャッチファン」の販 売をまず始めた。

しかし、強制排気するだけでは、床下の隅々まで風を行き渡らせることはできない。特に浴槽やトイレ、押し入れの床下は湿気が多く、結露やカビが多く発生原因となる。「何とか四隅に風を送りたい」と考えた。

試行錯誤を繰り返していたある朝、洗面所でドライヤーで髪を整えていた。ドライヤーから出る風を感じ、「この原理を使って、風を多方向へ送りだしてやればいい」とひらめいた。

風の量は多いが弱いプロペラ型ではなく、風力が強くなるドーナツの形をしたシロッコ型を採用。風を曲線的に送って床下の隅々まで行き渡らせることにこだ わり、5つの穴から風を送りだす設計にし、「ファイブファン」が出来上がった。
午前11時頃から午後4時頃までの風は乾燥していることから、その間回すだ けでも床下の湿度は低くなるという。

「自分の健康を維持するためには、家全体も健康でなければいけません」と鈴木社長は話す。現在開発している商品の一つに「24時間換気システム」がある。

床下だけでなく室内にも常に風を送ることで、住宅の耐久年数を上げよう、と考えた。ホルムアルデヒドなどの科学物質の影響で健康を損ねるとされる 「シックハウス症候群」の対策のため、住宅金融公庫が室内換気設備設置による50万円の融資額割増制度を2001年度の国家予算に申請している動きも見越 しての開発だ。

鈴木社長は「誰も思い付かなかった『すき間産業』が、今伸びる時代五感に訴える商品を開発して、快適な住まいを提案していきます」と話した。


HOME > HOME > 床下から住環境を考える