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新報掲載『守礼門を最大補修』

新報掲載『守礼門を最大補修』

平成24年10月31日掲載 5日から〜 シロアリ被害甚大

首里城公園内の県指定有形文化財「守礼門」がシロアリ被害などで、全体的に虫食い状態にあり、剥落などの危険があるとして、県教育庁文化財課は緊急の保存修理工事を11月5日から2013年3月末まで行う。これまで被害箇所の個別の補修は行われてきたが、今回は柱と屋根板で補修の必要性があり、1958年の復元以来、最大規模の補修工事となる。工事費は約1,824万円。

 同課は2009年、2層ある同門の屋根のうち下層の瓦を支える板「裏甲」でシロアリによる虫食い被害を確認。同年に駆除を実施したが、その後も表面の漆が浮き、中から虫食いの痕が確認できる箇所がいくつも出てきたという。門の柱を支える「添え柱」についても2011年1月に雨による腐朽やシロアリが原因とみられる被害を確認した。
 保存修理工事では、下層の屋根の瓦を一枚ずつ全てはがし「裏甲」の被害範囲を確認、被害を受けている範囲の木を補修し漆を塗り直す。「添え柱」は一度、柱を抜き取り、被害を受けている範囲を新しい木材と取り換える手法で補修する。30工程ある塗り作業を行い、補修箇所が目立たないようにする。
 工事期間中は透明な養生シートを使い、観光客などに守礼門が見られるようにするほか、門中央に幅1.6メートル、高さ2.6メートルの通り口を設け、通れるようにする。
同課は「貴重な文化財を後世に残せるよう、できるだけ元の材料を生かし補修したい」と語った。


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