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室内の換気を勧告

室内の換気を勧告

琉球新報 平成16年10月30日(土曜日)夕刊4面記載

換気不足が感染を拡大!中学校の集団結核

高知県の中学校で1人の患者から34人が感染、発症した集団結核
は、窓を閉め切った各教室の換気不足が拡大の一因だったことが
高知県保健所の豊田誠さん(現・高知県幡多保健所長)が甲田
茂樹・高知大教授(産業保健)の協力で実施した実験で分かった。
感染症拡大予防における換気の重要性を示すデータで、学校だけ
でなく老人保健施設や病院などでも注意が必要だ。
この集団感染は1999年3月、1人の生徒から3人に感染したことが
分かり、学校関係者をツベルクリン検査し、感染の疑いのある
155に予防的な投薬や施された。しかし、2003年までにさらに
31人が発症、1994年集団感染被害の事例が集約されるようになって
以来、最多人数となった。
直接接触していないのに発症した11人のうち、学年が違う2人
は、最初に発症した生徒が授業を受けた直後に同じ音楽室を
使っていたという。
豊田さんらは同級生30人中27人のほか、患者と直接的な接触
がないクラス外の11人も発症した原因を探るため教室の換気
状況を調べた。
室内に特殊なガスを満たし、窓や廊下への引き戸を約5cm
開けたり、引き戸を開け放ったりした結果、当時の教室の換気
は、学校環境衛生の基準が中学の標準的な教室が必要としている
毎時3・2回を下回る毎時1・6〜1・8回に相当した。


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