あなたの地域のシロアリ被害は大丈夫?

シロアリ被害

このページではシロアリの被害、簡単な発見法、シロアリの一生、早期発見と予防などについてご紹介します。

快適な住まいへ屋内環境づくり!

シロアリ被害

シロアリ被害

私達の家は大丈夫? シロアリ

シロアリ被害

衛生害虫の将来性

環境衛生の分野で立ち遅れている我が国でもようやく、都道府県から市町村に至る各衛生局(保健所)ぐるみの害虫駆除が立ち上がりつつあります。

県内でも飲食 店、宿泊施設等の殺菌、消毒の義務化などで、平成4年にはシロアリに係わりのある関係団体(沖縄総合事務局、県土木建築部、県消費者センターなど)が協力し、沖縄県しろあり対策研究会が設立されるなど、官公一帯としての害虫駆除の取り組みが進んでいます。

白蟻の生態と駆除

沖 縄県は、我国唯一の亜熱帯地域に位置し、四方を海で囲まれていて四季を通して高温・多湿であり、シロアリが生活するのにきわめて良い環境といえます。
また、その種類も多く、年中活発に活動しているため、シロアリによる被害の発生件数も他府県に比べて多く、その被害額も甚大で計り知れません。

日本には16種類のシロアリが住んでいますが、家屋の木材に被害を与えるのは、ヤマトシロアリ(北海道北部を除いて全国)、イエシロアリ(神奈川県以西)、ダイコクシロアリ(奄美大島以西)の3種類で、沖縄県にはその3種類すべてのシロアリが生息しています。

主に木材、紙製品、衣類等を食べる昆虫ですが、時として地下ケーブル、ポリバケツ、コンクリート及び金属製品など木材以外にも被害を与える場合もあります。

ゴキブリの生態と防除

沖縄県は高温多湿で、冬でもゴキブリを致死させるほどの気温降下がないという自然条件と、これにいくつかの社会的な要因が相加的に働いて、ゴキブリの繁殖を助長させています。

社会的要因とは、

第 一に経済成長に伴って県民所得が向上し、戦後に建てられた木造家屋がブロック建てに変わったことが上げられます。
ブロック建ては気密性に優れ、湿気が高 く、ゴキブリの生育に適した環境条件を備えています。
それにゴキブリの天敵になるクモ、ハチ、ヤモリ、ネズミなどの出入りが少なく、家屋内に侵入したゴキ ブリは天敵に襲われることがなく繁殖を行うことができます。

第二に道路側溝が閉じられ、家屋の生活廃水とともに残飯の一部が側溝に入り、食物と住処に恵まれたゴキブリは、一年中繁殖を繰り返しています。
夏になると道路を這い、飛翔して家屋内にも侵入します。
さらに家庭浄化槽の復旧やマンホールの増加も原因となっています。

第三に生活物資が豊富になり、残飯が増えたこともゴキブリを多発させた原因の一つになります。


シロアリの被害1

シロアリは雑食性で、その被害はきわめて広範囲に及び、気が付いた時には被害がかなり進行している場合が多く見られます。

●土台と柱の被害
シロアリは地中から建物に侵入することが多いため、まず土台や床束、柱などの下部から食害されます。そのため柱が浮いたり、傾いたりして地震や台風の際、思わぬ大災害を招く恐れがあり危険です
●天井裏の被害
シロアリは気付かぬうちに柱や壁の内部を食い進み、天井裏の小屋根にまで被害が及ぶ場合があります。
●床板の被害
床下から侵入してきたシロアリは、床板を食い荒らし、その上にある畳や家具類まで食害します。
●鉄筋コンクリート造校舎の床板の被害
たとえコンクリート造建物でも、シロアリはひとたび侵入すると、内部の木材や家具を食い荒らします。
●新建材の被害
シロアリは木材だけでなく、プラスチックや合成ゴム製の新建材も加害し、特に発泡スチロールや発砲ウレタン系の断熱材は木材より好んで加害されます。
●畳の被害
気付かぬうちに家具類の下の畳がシロアリに食害されている場合があります。
●モルタル壁内部の被害
モルタルやコンクリートブロック壁内部は暗くて高温多湿なので被害が多く見られます。


シロアリの被害2

シロアリは雑食性で、その被害はきわめて広範囲に及び、気が付いた時には、被害がかなり進行している場合が多く見られます。

●設計図の被害
保管中の貴重な設計図がシロアリに食害される場合があります。
●ケーブルの被害
建物内敷設のケーブル、電線類がシロアリに食害されて、電気・通信障害を引き起こすこともあります。
●鉛板の被害
金属でも比較的軟らかい鉛や薄板はシロアリの食害の対象となります。
●色書籍の被害
本や書類も長い間壁に接して積み重ねておくと、シロアリの食害にあいます。
●立木の被害
シロアリは立木まで食害して枯らしたり内部に大きな巣をつくることもあります。サツマイモやサトウキビ、タバコなどの農作物も加害されます。
●コンクリートの被害
シロアリは、ときにはレンガやコンクリートにも穴をあけることがあります。コンクリートの割れ目を広げたり、給配水管との隙間を通って建物内に侵入することもあります。


シロアリの発見方法

シロアリは比較的暖かく、水をよく使うところ(風呂場、台所、洗面所、便所)に多く発生します。
建物をシロアリから守るには、早期発見が何よりも重要で、シロアリがついていないかは素人でも次の手がかりで簡単に調べられます。

(1)蟻道
シロアリは地中から土でトンネル(蟻道)をつくって建物へ侵入してくることが多いので時々建物の床下や周辺を調べて基礎や束石・土台などの表面に蟻道が付いていないかを確かめましょう。
(2)蟻土
シロアリは風や光を嫌い、適当な湿度を保つために、木材の割れ目や継ぎ目の排泄物や土砂(蟻土)を運んできて詰めたり、盛り上げたりします。
(3)食痕
シ ロアリは木材の軟らかい春材部を好んで食べ、固い秋材部は食い残します。シロアリは明るい所では木材の表層を残して内部だけを侵食するので、木材の表面か ら強く押したりすると、簡単に穴が空いたり、壊れたりします。シロアリ被害が進んだ木材はハンマーで叩くと空洞音がします。
(4)建物の変状
シロアリ被害が進んだ建物では、家の中を歩くと、畳や床板がなんとなくくぼむ感じをうけたり、柱が下がり、棟や軒の○線が波を打ち、屋根瓦がずり落ちたり、ふすまや障子、雨戸などの立てつけが悪くなります。
(5)羽あり
羽ありの郡飛期はシロアリが人前に姿を現す唯一の時期で、郡飛の時期や時刻に注意していればシロアリの種類も判別できます。
ヤマトシロアリは2月の昼間に、イエシロアリは6〜7月の夜に郡飛して電灯に飛来します。
アメリカカンザイシロアリは6〜9月の昼間の少数づつ何回も郡飛し、ダイコクシロアリは5〜8月の夜に少数づつ郡飛して電灯に集まってきます。
(6)乾燥シロアリの糞
アメリカカンザイシロアリやダイコクシロアリは乾燥した木材だけを食害し被害材の外に糞を排出します。被害材の下に乾いた砂粒状の糞がたまっており、数十倍に拡大してみると真ん中がへこんだ米俵状をしている場合はカンザイシロアリの被害です。


シロアリとアリの見分け方

シロアリは名前や形、生活様式などがアリと似ていますが、アリと全く種類の違う昆虫でアリの仲間ではありません。シロアリとアリは次の点で簡単に見分けられます。

  1. アリの触覚は「く」の字ですが、シロアリのは真珠のネックレスのような数珠型です。
  2. アリの○は前○が後○より大きいが、シロアリは4枚ともほぼ同じ大きさ、同じ形をしています。
  3. アリは腰の部分がハチのように細くくびれていますが、シロアリは細くなっていません。

建築物を加害するシロアリ

わが国で建築物を加害するシロアリは主にヤマトシロアリとイエシロアリです。その他最近”乾材シロアリ”の仲間であるアメリカカンザイシロアリとダイコクシロアリの被害がふえてきています。

ヤ マトシロアリは北海道北部を除くほとんど日本全土に分布しています。特別に塊状の巣は作らず、適当な生活場所と餌を求めて集団で移動する習性があります。 特に乾燥に弱いので、常に湿った木材や土中で生活しており、建物では土台や床束などの建物下部を加害します。本種の被害は腐朽と同時に起こることが多く、食痕は多湿で汚いです。

イエシロアリは神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域と南西諸島、小笠原諸島に分布しています。
建物や地中に塊上の大きな巣を作り、普通数十万匹、大きいものでは百万匹にも達します。したがって、加害速度も早く、被害も大きくなります。乾燥した木材 でも水を運んできて湿らしながら加害するので、被害は建物全体におよびます。食痕は乾燥しており、きれいです。


ヤマトシロアリによる被害

ヤマトシロアリの兵アリ

イエシロアリの働きアリ

イエシロアリの巣
(コンクリート下)
 
イエシロアリの羽アリ

 

ア メリカカンザイシロアリは特別に加工した巣や蟻道をつくることなく、乾燥した木材中に坑道をつくって小集団で生活しています。特別に水を必要とせず、建物 の乾材やピアノ、ステレオ、タンス、鏡台、机などの家具を食害します。食害孔から乾いた砂粒状の糞を排出するのが特徴です。

ダイコクシロアリは現在のところ、奄美大島以南に分布しており、沖縄県ではかなりの被害があります。”カンザイシロアリ”の一種で被害状況や加害習性はアメリカカンザイシロアリによく似ています。


アメリカカンザイシロアリの兵アリ


触覚第3節


ダイコクシロアリ
の兵アリ

アメリカカンザイシロアリの糞

シロアリの種類を判別するには

兵アリの頭部の形状で判断するのが最も確実で簡単な方法です。

イエシロアリの頭部は卵形で体長の約1/3の長さで、虫に触れると、頭部先端から乳白色の液(防御物質)を出します。

ヤマトシロアリは頭部がほぼ円筒形で体長の約1/2の長さで、乳白色の液は出しません。

アメリカカンザイシロアリの頭部はほぼ円筒形でヤマトシロアリに似ていますが、体長が約2倍ほどあり、頭部が体長の約1/3の長さです。触覚の基部から3番目の関節が他節より長大なのが特徴です。乳白色の液は出しません。

ダイコクシロアリの頭部は、前面が裁断状で、横から見ると大黒天の頭部に似ているのでこの名称が付けられたものです。体長の1/4の長さで乳白色の液は出しません。

 

<ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリの分布>

 

 


シロアリの一生


イエシロアリの女王シロアリは社会性昆虫で、女王・王・副女王・副王・働きアリ・兵アリなどの階級があって、それぞれ仕事を分担し合って生活しています。

←イエシロアリの女王と王

 

■女王・王
巣から飛び出した羽アリが、地上で羽を落とし、雄雌がカップルとなって巣を作り女王と王にとなります。一つの巣のシロアリはみんな女王と王の子供で、一生の間に百万個以上の卵を生みます。女王の寿命は10〜15年です。

■働きアリ
最も数の多い階級で全体の90〜95%を占め、巣や蟻道をつくったり、餌の採取、育児等、シロアリ社会のあらゆる労務をうけもっています。

■兵アリ
外敵からの防衛にあたる階級で、はさみ上の大顎や頭部先端から放出する防御物質などを武器にして戦います。


早期発見と予防がなによりも肝要

シロアリは「暗黒の住者」と言われるように、普通明るいところを避けて活動する習性がありますので、一般に人目につきにくく、気付いた時は被害が相当進行していることが多く、地震や台風による建物倒壊の原因となりとても危険です。

大切な「住まい」をシロアリの被害から守り、地震や台風による被害を最小限に食い止めるには、定期的にシロアリ調査を行い、シロアリやその被害を受ける前に、適切な予防対策を講じておくことがなによりも肝要です。

新築時の方が防蟻施工がやりやすい上に、比較的安価な経費で、しかも安全な妨蟻対策を講ずることができます。

基礎コンクリートを破って、洗い場のタイル床の下から
発見されたイエシロアリの巣→



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