薬剤について

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改正 建築基準法は平成15年7月1日に施行されました。

シックハウスの原因となる化学物質の室内濃度を下げる為、建築物に使用する建材や換気設備を規制する法律です。対象は住宅、学校、オフィス、病院等、全ての建築物の居室となります。

販売元 有限会社エコシステム (098)-884-3131
製造元 有限会社キセイテック


無農薬駆除剤とは?

 主成分は国産樹木10種の調和精油で天然植物成分の「ヒト」と「環境」にやさしい駆除剤です。数10種類の国産樹木のなかで特に優れた樹木なのが「青森ヒバ」で、ヒバから採れる「ヒバ油」がボイントとなります。

青森ヒバとは?

  • ほとんど青森県でしか生育されていない青森ヒバは中でも良質な油が採れます
  • 青森ヒバはヒノキ科の木でヒノキチオールの含有量は檜(ヒノキ)以上です。
  • 材質は緻密で、適度な堅さで加工しやすく芳しい香りがして、昔から神社・神殿などの建築用木材として利用されています。
  • ヒバの木で造った住宅はシロアリや蚊を寄せ付けない効果があります。

ヒバ油とは?

ヒバに含まれる成分でサラダ油のような淡黄色透明油です。
その中の中心的な存在であるのが『ヒノキチオール』と呼ばれている成分です。

『ヒノキチオール』は檜(ヒノキ)などにも含まれていますが、「ヒバ」が最も『ヒノキチオール』を含んでいます。

青森ヒバ油の四大効果とは?
(有効成分名=ヒノキチオール:平成3年に食品の保存料としての添加物の認定もある)

  1. 抗菌効果⇒カビや細菌の繁殖を抑制
  2. 防虫効果⇒シロアリ・蚊(カ)・蝿(ハエ)を寄せ付けない
  3. 消臭・脱臭効果⇒不快な匂いを押さえる
  4. 精神安定効果⇒ひばの香りでアロマテラピー

『ヒノキチオール』とは?

  • ヒノキ科の樹木に含まれている、木材腐朽菌に対する耐久性に優れた働きをする成分です。
  • 天然成分なので人体には無害。この為医療・食品・農業など色々な分野で使われています。
  • アトピー性皮膚炎・水虫・円形脱毛症・歯槽膿漏などにも効きます。

シックハウス症候群とは?

住宅と住宅内にあるさまざまな要素が原因となって、頭痛や目の痛み、気分が悪くなるなどの症状が起こることを示します。大きな原因の一つが、内装材や塗料、接着剤などから放散される「ホルムアルデヒド」や「クロルピリホス」、揮発性有機化合物(VOC)が考えられます。

シックハウス症候群の症状(世界保健機構(WHO)の診断基準)

  • 目、鼻、のどの刺激症状、粘膜の乾燥感
  • 皮膚の紅斑、かゆみ
  • 疲れやすい、頭痛、精神的疲労、集中力の低下、めまい、吐き気
  • 嗅覚、味覚の異常
  • 過敏症の反応が出る。

「症候群」と「病気」との違い
シックハウスはさまざまな複合要因が考えられる上、症状が多様で、症状の発生原因を含めて未解明の部分が多い為、「病気」ではなく症候群と呼ばれています。

「化学物質過敏症」とは
最初にある程度の量の化学物質に暴露されるか、あるいは低濃度の化学物質に長期間反復暴露された後にいったん発病すると、その後は極めて微量な同系統の 化学物質に対しても過敏症状をきたすことがあります。これは「化学物質過敏症」と呼ばれていて、通常、シックハウス症候群とは区別されます。


どうしてシックハウスが生まれたのか?

家造りと住まい方が変化してきた為です。

【以前の住宅は・・・】

  • 家を作る材料には木、紙、土などの自然材料が使われていた。
  • 隙間も多く、室内の空気が汚れにくい。
  • 夏は涼しく冬は寒い住宅。
  • 窓も開け放つことが多く、換気量が多かった。

【現代の住宅では・・・】

  • 家を作る材料は石油化学製品などを使用した建材が多く使われる。
  • 断熱・気密化が進んでいるが、室内の空気が汚れやすい。
  • 夏は冷房を使う為、涼しく 冬も暖房で暖かく過ごせる。
  • 冷暖房の普及や共働き等で1日の内、長時間にわたって閉めきったままの室内では換気量が少ない。

●住い手の要望にこたえる形で、

  • 隙間風を減らした省エネルギーの家
  • 手入れの簡単な建材を使用した家造り

へと変化したことで、快適性が向上したが、副作用として室内空気が化学物質によって汚染される事となりました。


白蟻防除から見たシックハウス症候群について

昔は白蟻に絶対的に効果があり、残効性が非常に高い、いわゆる農薬(例:※1クロルピリホス・※2クロルデン)と呼べる駆除剤を散布していたとして も、住宅の構造・住まい方により、健康障害を訴える事実が少なかった状態と考えられ、変化をしてきた現代住宅において、同様の駆除剤を散布していた為に、 居住者の健康が犯されてしまう状態が起こったとの見解が出来ます。

※1:2003年3月31日に社団法人日本しろあり対策協会の登録認定駆除駆除剤より取消
※2:1986年9月に特定化学物質に指定され全面的使用禁止となった薬品

さらにシックハウス症候群の要因として、

●生活用品の変化(殺虫剤・防腐防カビ剤等�ノ)
●食の変化

自然の食べ物から、農薬や添加物、合成着色料などの化学物質が多く含まれた物を食べるようになり、人体の抵抗力が低下し、アレルギー体質の人が増えてきたことも要因の一つです。


なぜ、規制が導入されたのか?

社会問題となっているシックハウスに対する抜本的改善が求められた為です。

住宅の化学物質の室内濃度に関する各種の実態調査が行われたが、一定の化学物質について、厚生労働省の設定する指針値を超える住宅が多数存在することも明かになりました。

既 存住宅の室内空気中の化学物質の濃度を調べる為に、官民で組織された「室内空気対策研究会」において、室内空気中の化学物質を捕集し、専門機関で分析を 行った結果、平成12年度の調査では、新築1年以内の住宅のうち、28.7%の住宅で、室内空気中のホルムアルデヒド濃度が基準値を超えている事も判って おります。


規制の対象となる化学物質はどのようなもの?

今回の規制では「ホルムアルデヒド」と「クロルピリホス」の2物質について最低基準が定められました。又、その他の化学物質についてはさらに調査研究を進め、規制対象への追加を検討中です。

ホルムアルデヒド[指針値:0.08ppm以下 主用途:接着剤・塗料・家具]
毒性指標:鼻咽頭粘膜への刺激

  • 無色で刺激臭がある。
  • 殺菌・防腐剤として使用
  • 温度や湿度が高いほど放散が多くなる。
  • 高濃度では目、鼻、喉などへの刺激
  • 非常に揮発しやすい為、規制対象となる。

クロルピリホス[指針値:0.07ppb以下 主用途:防蟻剤・畳床のワラ]
毒性指標:出生児の神経発達及び脳への影響

  • 無色・または白色の結晶
  • 常温での揮発性はかなり低い。
  • 有機リン系の殺虫剤
  • 防蟻剤として床下などに使用されている。
  • 軽症の症状:けんたい感、頭痛、めまい、吐き気、腹痛などを起す。
  • ごく低い濃度でも健康への悪影響があるため使用禁止。

現在検討されている化学物質

揮発性有機化合物(VOC) 室内濃度指針値 主な用途
トルエン 0.07ppm 接着剤・塗料の溶剤
キシレン 0.20ppm 接着剤・塗料の溶剤・可塑剤
パラジクロロベンゼン 0.88ppm 防虫剤・芳香剤
エチルベンゼン 0.88ppm 塗料の溶剤
スチレン 0.05ppm 断熱材
フタル酸ジ-n-ブチル 0.02ppm 可塑剤
テトラデカン 0.04ppm 塗料の溶剤・灯油
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 7.6ppb 可塑剤
ダイアジノン 0.02ppb 殺虫剤
アセトアルデヒド 0.03ppm 接着剤・防腐剤
フェノブカルブ 3.8ppb 防蟻剤

●1ppm、1ppbってどの位の数値?
25m競技用プールに1リットルの牛乳を入れてかき混ぜたくらいの濃度が1ppmです。
パーセントに換算すると1ppm=0.0001%となります。
距離で例えると、1km(キロメートル)のうち1mm(ミリ)が1ppmに当ります。
1ppbは、そのさらに100万分の1の値になります。

厚 生省によるホルムアルデヒドなどの化学物質の室内濃度の指針値は、現状において入手可能な化学的知見に基づき、これらの化学物質への暴露によって起こる各 種の毒性を指標として、人がその化学物質に示された濃度以下の暴露を一生涯受けたとしても健康への有害な影響を受けないであろう、との判断により設定され た値です。

規制対象とすべき化学物質は、当面、ホルムアルデヒド及びクロルピリホスとしていますが、トルエン、キシレン、パ ラジクロロベンゼン及びテトラデカンについては、さらに調査研究を進め、規制対象への追加を検討するほか、その他の化学物質についても対象物質の選定の考 え方に照らして順次追加が検討されています。


化学物質の選定の考え方

  1. 健康への有害な影響に関する化学的知見に基づき室内濃度の指針値が設定されていること。
  2. 実際の建築物において室内濃度の指針値を超過し得ることが確認されていること。
  3. 化学物質の発生源と室内濃度との関係について化学的知見が得られていること。

集合住宅にも適用されのか?

集合住宅にも適用されます。今回のシックハウス規制は、居室を有する建築物すべてが対象ですので住宅以外の店舗や事務所などについても規制対象となります。

増改築にも適用されるか?

増改築に関しても新築の場合と同様の規制がかかります。
建築基準法が適用される増改築を行う場合には、既存部分も含め、新築の場合と同様の規制をうけます。


無農薬天然素材主成分配合駆除剤

防除剤の薬効は5年間
10年保証は再施工が必要

品確法の十年保証や住宅性能表 示制度における「劣化の軽減」項目とからんで、木造住宅におけるシロアリ駆除工事が一段と重要視されるようになった。

特に十年保証では、シロアリ防除剤の 薬効が五年とされている為、再施工の必要もあって、住宅業者にとってはシロアリ防除業者との別途契約による長期予防措置も考慮しなければならなくなった。

品確法の十年保証の対象とされる部位には、住宅のうち構造耐力上主要な部分である基礎、基礎ぐい、土台、壁、柱、小屋組、横材などがあげられる。

これらの部分に新築引渡し後、十年以内に欠陥、不具合が発生したときは新築工事を請負った建築業者が自費で補修する責任がある。

欠陥は一般的には工事の手抜きや施工ミスによって生ずると考えられているが、シロアリ被害は新築時の予防工事だけでは妨げない問題があり、建築業者にとっては気になる点である。

挿し絵十年保証では、新築時におけるシロアリ予防工事が適切に行われていなかったことがシロアリ被害につながったと判定されれば当然建築業者に保証責任が負わされる。

  問題となるのは新築時に予防工事を行ってもシロアリ防除剤として使用した薬剤の効果が五年間しか続かないことにある。

シロアリ防除剤は人体、生物に悪影響 があるとして、近年、比較的安全な薬剤が使用されるようになったが、その分薬効が短くなり、シロアリ予防の薬剤効果は現在使用されている有機リン系薬剤で 五年間とされている。

さらに安全な非有機リン系防除剤となると薬効がさらに短くなるともいわれている。


防除業者と別途契約(シロアリ被害に責任も)

シロアリ防除剤の薬効が一般的に五年間であることは、新築時に予防工事を行っても、そのままではシロアリ被害に対する保証は五年経過後からはなくなってしまうことになる。

六年後以降にシロアリ被害が発生した場合の建築業者責任はどうなるか。

日本しろあり対策協会の見解は「十年保証の建て前からいえば、住宅業者はシロアリ防除業者と別途契約して五年後の再施工をする必要がある」というものだ。

シロアリ防除剤が人体被害などの見地から安全性が重視され、以前のように薬効が長期間におよぶ薬剤の使用が禁止された以上やむを得ない。(同協会兵間徳明常務理事)

このため、防除剤の薬効五年間が一般的に広く認知されると、新築後五年以後に発生したシロアリ被害をめぐっては、第三者機関などによる責任の判定が建築業者にとって不利な決定が下されることもあり得る。

劣化の軽減で重要
住宅性能表示制度を採用して建てた住宅で、性能表示項目のうちの「劣化の軽減」では劣化(防止)対策の重要ポイントとして防腐、防蟻処理(ボウギショリ)を上げている。

土台、外壁の軸組、地盤(土壌)の防蟻措置などが十分に行われた場合は等級3、同2など高い評価を与えているが、十年保証の面から、同様に再施工について留意する必要がある。

建築新聞(第834号)平成13年4月15日(日曜日)

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