耐蟻性樹木製油を応用

耐蟻性樹木製油を応用

木材防護剤を開発 キセイテック

キセイテック(和歌山県)が開発した木材防護剤でシロアリ防除に効果がある「キセイPRO・2000」は、耐蟻性樹木精油を応用した非農薬、環境保全型として注目される。

昔からヒノキ・ヒバなどがシロアリに強い木として神社、仏閣の構造材として使用されてきたが研究の結果、これらの樹木はシロアリや腐朽菌(フキュウキン) が嫌う特種な化学成分を有しているためとわかった。

同社では学界の研究結果を応用、合わせて有用精油の大量生産技術を開発して、防蟻、防カビ、耐朽など防 護活性を持つ国産樹木約十種の調合精油を成分とする天然植物成分による木材防護材料を開発したもので、商品名「キセイPRO・2000」として六月から発 売を開始する。

同製品は木材防護精油をマイクロカプセル化(MC化)したもので効果の持続性があり、施工後五年以上、管理 条件がよい場合だと十年以上効果が持続する。

MCで精油を包んでいるため臭いを減らす硬貨もあるなどの特長がある。
また、精油は油性だが、MC化によって 水に自由に希釈でき、水性の塗料や接着剤に添加して施工することもできる。

このため、使用方法としては

  1. 防腐、防蟻用のクリヤー塗料として単独で木材に塗布または噴霧する
  2. 水性の塗料や接着剤と併用(キセイPROを10%〜20%混合)して使用する。
  3. 土台など木部の防護処理として工場で一括加圧含浸処理剤として使用する

などがある。同社にはこのほかPRO・SOL・PWなどがある。

建築新聞(第834号)平成13年4月15日(日曜日)

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